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糸柳ブログ

2023.03.14糸柳便り

旅館の上手な選び方を解説!家族や友人などタイプ別の選び方も

旅行の宿泊先を選ぶ際、どういったポイントに気を付けて宿を選べばよいのかが分からないという人もいるのではないでしょうか。膨大な数の旅館の中から、自分に合った宿を見つけ出すことはなかなか難しいでしょう。また、一緒に宿泊する相手によっても選ぶ際のポイントが変わってくるため、より宿泊先選びの難易度は上がります。

当記事では、自分に合う旅館の選び方から、家族やカップル、友人などの一緒に宿泊する人別の旅館選びのポイントまで詳しく解説します。宿泊する旅館が決まらない人や、失敗しない旅館の選び方について知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

 

1.旅館の上手な選び方5つ

旅先で宿泊する主な施設には、旅館とホテルがあります。両者の違いとして、旅館は和風、ホテルは洋風といった外観の部分だけではありません。「旅館業法」によって、それぞれ部屋の広さや設備が細かく規定されていることに加え、接客の基本方針なども異なります。

旅館
  • 客室数は5室以上で主に和室とし、部屋の面積は7平米以上とする
  • 食事は和食が主流で、客室か食事処で提供する
  • お出迎えやお見送り、布団や料理の上げ下げなど、お客様を丁寧におもてなしする精神が基本となる
ホテル
  • 客室数は10室以上で主に洋室、部屋の面積は9平米以上とする
  • 食事は和食も洋食も対応し、レストランで提供する
  • お客様のプライバシーを守り、プライベートな空間を提供することが基本となる

出典:厚生労働省「旅館業法の改正について」

出典:厚生労働省「旅館業における衛生等管理要領の改正について」

旅行中、ゆっくりくつろいで過ごしたい人は、ホテルより旅館が適しているでしょう。ここでは、旅館に泊まりたい人を対象に、失敗しない旅館選びの方法について解説します。

 

1-1.旅行の目的を明確にする

旅行に行くなら、まずは旅の目的を明確にしましょう。満足のいく旅行にするためには、目的に合った旅館を選ぶことが不可欠です。

たとえば、イベントに参加するための旅行であれば、宿泊先は会場に近いかどうかが重視され、サービスの質についてはそこまで気にならない場合も多いでしょう。旅の目的が観光名所巡りならば、交通の便が良い宿を選んだほうが便利です。

旅館選びの際は、旅行の目的をはっきりさせることで、旅行のスケジュールや目的に最適な旅館を選べるようになります。

 

1-2.宿泊の予算を決める

宿泊予算を決めることも、宿選びの大切なポイントです。旅行は、宿泊料金だけでなく、交通費や食事代、お土産代などもかかります。まずはトータルの旅行費用の予算を出し、旅の目的に応じて宿泊代にいくら割けるかを決めることが大切です。

仮に食べ歩きが目的であれば、宿泊費や交通費を抑えて食事代に多く配分することで、旅行の満足度が上がります。部屋でゆっくりくつろぐことが目的であれば、宿泊費を多めにしてランクの高い旅館を選ぶとよいでしょう。

 

1-3.旅館のターゲット層をチェックする

旅館の多くは、カップル向けや家族向けといった主なターゲット層を想定し、層に合わせたサービスを提供しています。そのため、自分の属性がターゲット層にマッチしている旅館を選ぶことがおすすめです。

恋人と良い雰囲気で過ごしたかったのに、酔った団体客ばかりの旅館を選んでしまうと、旅が台無しになりかねません。ミスマッチを起こさないよう、宿泊予約サイトや旅館の公式サイトを見て、メインの宿泊者がどのような層なのかをしっかりチェックしましょう。

 

1-4.旅館の強みを確認する

旅館には、「食事が美味しい」「窓から絶景が楽しめる」「アクセスが良い」など、それぞれアピールポイントや強みがあります。旅館の情報を収集して強みを確かめ、旅の目的とマッチする旅館を選ぶようにしましょう。

たとえば、美味しいご当地グルメを食べることを楽しみにしているなら、地元の食材をふんだんに使った食事を提供している旅館がおすすめです。温泉に入って心と体をゆっくり癒したいのであれば、温泉付きの旅館を選ぶとよいでしょう。旅館の近くに温泉があったとしても、宿泊施設内に温泉があることで、夜の遅い時間や朝の早い時間など、自分の好きな時間にサッと入ることができます。

 

1-5.口コミを調べる

実際に旅館を利用した人の口コミやレビューも確かめておきましょう。星の数だけでなく、レビューの内容も確認することが大切です。また、レビューは1つや2つだけでなく、なるべくたくさんの数をチェックしましょう。

レビューの中にはいわゆる「やらせ」もあります。やらせレビューの場合は、短文になりがちです。詳しい理由を書かずに、大絶賛しているレビューや酷評しているレビューなどは、あまり参考にはならないでしょう。

一方、実際に泊まった人が口コミや感想を書く場合は、文章が長くなる傾向にあります。具体的に詳しく評価の理由を書いているレビューの場合は、参考になる可能性が高いです。

 

2.旅館を選ぶポイントをタイプ別に解説

ある程度旅館が絞られてきたら、部屋タイプや広さ、夕食・朝食の有無や内容、ロケーション、設備などをチェックして比較検討しましょう。

家族やカップルなど、一緒に旅行に行く人によって合う旅館の特徴は異なります。ここでは、タイプ別に旅館選びにおけるチェックポイントを解説します。

 

2-1.家族

幼い子どもを連れての家族旅行では、食事の内容や子ども向けの設備が整っているかどうかを確認することが大切です。旅館の食事は和食が中心のため、中には苦手で食べられない子どももいるでしょう。お子様ランチやハンバーグなど、子ども向けのメニューが用意されている旅館なら、安心して宿泊できます。

アレルギーの子どもがいる場合は、アレルギー対応が手厚いところを選ぶことも大切なポイントです。

館内の段差が少ない、ベビーチェアの貸し出しが可能、託児所やキッズコーナーがあるなど、小さな子ども向けの配慮がされている旅館もおすすめです。

 

2-2.友人

友人同士のグループ旅行では、費用や時間の自由度がポイントです。「食事はお任せで、ゆっくりのんびり過ごしたい」というのであれば、朝食や夕食が決まった時間に提供される旅館が向いているでしょう。一方、「夜遅く終わるイベントに参加する」「遅くまで観光地を巡りたい」などの目的がある場合は、夕食がついていない旅館にしたほうが焦らずにすみます。

また、女性ばかりで旅をするなら、温泉の効能で旅館を決めたり、無料エステが利用できるといった女性限定特典がついている宿泊プランを選んだりするのもおすすめです。

 

2-3.カップル

カップル旅行では、「記念日のお祝い」「温泉を楽しむ」「グルメを堪能する」など旅の目的に合わせて旅館を選びましょう。

記念日のお祝いや温泉が目的なら、部屋に露天風呂や貸切風呂がある旅館がおすすめです。2人だけの素敵な時間を過ごすことができ、良い思い出になるでしょう。グルメを楽しむ旅であれば、料理にこだわりのある旅館がぴったりです。

 

2-4.おひとり様

時間や計画に縛られずに過ごせるひとり旅は魅力的ですが、「ひとりだけ浮いているかも」「寂しくなるかも」と不安になる人もいるのではないでしょうか。ひとり旅の場合は、客室が50室以上ある大きな旅館は避けましょう。大型の旅館は団体客が多く、騒がしかったりひとり客が目立ってしまったりして落ち着かないことがあります。

食事がバイキングの宿も、ひとりでは寂しく感じる可能性があるため、避けたほうが無難です。ほかの宿泊客が気にならない、部屋食可能なプランや、部屋に露天風呂がついているプランなどを選ぶことで、落ち着いて過ごせるでしょう。

なお、予約サイトや旅館のサイトにひとり用プランがない場合でも、直接電話をすると受けてもらえる場合があります。気に入った宿があれば、ひとり用プランがなくてもダメ元で問い合わせてみましょう。

 

3.旅館選びで確認すべきこと

旅館選びの際に確認すべきこととして、まずは客室の間取り図や、「〇畳〇間」といった部屋の広さが分かる情報が掲載されているかどうかが挙げられます。また、部屋の様子が分かる写真を公開しているかどうかも重要なポイントです。窓から見える絶景写真のみ、大宴会場のみ公開されているといった場合、実際に行ってみると客室が狭くてくつろげなかったといった失敗をすることもありえます。

温泉に入る場合は、旅館の浴場についてもしっかり確かめておきましょう。泉質によって、肌にピリッときたりあたりが柔らかに感じたりと、入ったときの感覚が異なります。温泉に行くのであれば、どういった特徴を持つ泉質かをよく調べ、好みの湯を選ぶとよいでしょう。「温泉分析書」を公開している旅館にするとより安心です。温泉分析書とは、温泉の湧出地や成分、泉質などを証明するものです。

提供される料理についてのチェックも欠かせません。献立の例などが掲載されていると、参考になります。食事内容が分からなければ、食事料金が適切かどうかも判断できなくなります。

 

まとめ

旅館選びの際は、まずは旅の目的を明確にした上で、目的に合った旅館を選びます。目的にマッチする旅館の中から、宿泊予算内に収まるかどうかで絞り込んだ後は、旅館のターゲット層や口コミなどをよく調べて比較しましょう。

また、一緒に旅行に行く人のタイプによっても、合う旅館の特徴は異なります。たとえば、幼い子ども連れの家族旅行では、子ども向けの配慮が行われているかを確認することが大切です。客室の広さや施設内の写真、提供される料理や浴場の泉質なども徹底的に調べ上げて、自分に合った旅館を選びましょう。

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